約 108,896 件
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/2210.html
千羽 望という人物は元来、損をする性格である。 北にヒャッハアしながら残虐行為を行う白黒頭の看守がいれば、行ってやりすぎたとフォローして鬼ごっこを強いられるハメに遭い、 南に自分の上司を止めようとする看守がいれば、そのようなことはしなくていいと自ら顔面に生卵を受けて、 西に喧嘩をする上司と同僚がいれば、行って喧嘩を止めようとすると巻き添えを喰らい、 東に怪我をした囚人がいれば、こっそりと傷を癒してあげると後に上司にバレてサンドバックとされてしまう。 気遣いという概念を持たずにひたすら保身に走ればいいものの、やはりお人好しな性格が彼の人生に災いを成し、結果的には重罪人として刑務所から追われる身となってしまった。 現在、彼は逃亡生活の果てにいかせのごれという土地に身を落ち着かせ、追っ手の目から逃れるようにストラウル跡地という辺鄙な場所に居住している。 ここにいれば他人と関わることは極力無いので、彼の長所が彼自身に牙を向くことはなく平穏に日々を過ごすことが出来る。 しかし、このストラウル跡地は何かが起こるからこそ人が寄り付かないのだ。 望の記憶が正しければ、最近では星飾りを付けた少女が同年代の女の子に星を降らせていたのが真新しい。 十中八九あの子は特殊能力者だろうが、一般人に対し危害を加えるのはご法度であることを彼は知っていたし、あまりにも被害が酷いのであれば刑務所が動き出しやしないかと、 内心かなりヒヤヒヤしていた。 結局、この事件の真相はその少女をとある男が唆し、それ故に暴走してしまったというものであったので望の心配は杞憂に終わったが。 本当に、最近は物騒だ。いい加減場所を変えた方がいいかもしれない。 と、望はそんなことを考えながら今日の日課を終えて『家』がある跡地へと帰って来ると、何か騒がしいことに彼は気が付いた。 中ほどに進んだ望の目に映ったのは、もう見慣れてしまった光景であった。 「…また、これか。」 目の前で男と女が殺し合っているにも関わらず、ため息混じりにそう呟けるように慣れてしまった自分が怖い。いや、これはきっと過去の経験からかだろう。 そういえばショウさんも反抗はたくさんしてたけど、なんやかんやで最後まで刑務所らしい人だったなぁ、と望が元同僚の渋い顔を懐古し始めた時、 「っうわ」 女の猛攻により弾かれた石礫が望の元へ飛んできたのであった。 幸い、その石礫が顔面にぶつかるより数秒前に気が付いたので、顔を横に逸らし回避することが出来た。 しかし、女は「死ね」と連呼しながら攻めの手を緩めず、猛攻を止める気配もなかった。 とりあえず被害を受けないように望は建物の影に隠れ、その戦いが終わるのをひたすら待っていたのであった。 女のレイピアが男の胸を刺し貫いた時、勝負が決まった、と望も思った。 しかし、男と一言二言何か会話をしたかと思えば、突然女が膝をつき、苦しみながらのた打ち回り始めた。 勝利したのは女、否、男の方であったのだった。 男は胸を押さえながら膝をつく、恐らくこれ以上の続行は不可能であろう。 女が荒く息を吐きながら立ち上がろうとしたその時、突然彼女の姿が消えてしまった。 何事かと男も望も驚いたのだが、男は上を見上げながら誰かと一言二言交わした後に、彼もまたその場から姿を消してしまったのであった。 男が消えた後にひらりと上から舞い降りてきたのは、濃い茶髪のショートヘアをした少女であった。 恐らく、一連の消失は全て彼女の力なのだ、と望は推測する。 「(人を消す、いや…移転させるのか…?)」 「さぁて、………もう出て来てもいいっすよ。」 「っ…!?」 望の身体が、強張った。 自分は一度も声を発していないし、存在がバレるような真似もしていない。 少女が飛び降りたビルからも十分死角であったはずだ、それなのに。 「………」 いや、ここで変な意地を張って隠れ続けても見苦しいだけだ。 望は仕方なく、少女の前へと出てきたのであった。 「おや、思ってたより優男。…こんにちは、跡地のお化けさん?」 「お化け?」 「身内から聞いてたんすよ、ストラウル跡地に出入りするお化け、…いや、人間がいるって。 多分、貴方のことかと思うんすけど。」 「はは、…まさか、人違いじゃ。」 苦々しく望は笑ったが、少女がポケットから取り出して突きつけたものを見た途端、彼の表情は固まった。 それは、拠点としている部屋に置いてあった“いつか使うかもしれない大事なもの”であった。 「妙に綺麗な部屋に住んでいるって聞いてましたけど、貴方で間違いありませんよねー?カルーアトラズ刑務所・第1エリア担当看守、千羽望さん。」 「………」 「ああ、ご心配なく。そっちがどんな事情でここにいるのかって事までは聞く気サラサラないんで。」 そう言って、少女は手に持っていた望の身分証を彼に投げ返した。 望はそれを受け取り、未だに掴めない少女の意図に戸惑いながらもポケットへと仕舞った。 「…人の部屋を無断で見るのはあまり関心しませんよ、ホウオウグループ。」 「あら?言ってないのに。」 きょとんとする少女に、望は指先で自分の首をとん、とん、と叩く。 すると彼女は、ああ、と納得したように声を上げたのであった。 「でもホウオウグループって呼び方、なんか釈然としないっすねぇ。」 「貴方の名前を知らないのだから、当然のことでしょう。」 「じゃあ、アタシはスパロウ。これでいいっすよね?ノゾムさん。」 「………」 自分の予想以上にフランクな態度のスパロウという少女に、望はやはり警戒の念は隠せなかった。 何せ今目の前に対峙しているのは腐ってもホウオウグループ。そこがどんな集団か、また、そこに所属する者がどんな人物かというのは、過去の経験上、望も分かっている。 しかしそれを見透かしたかのように、スパロウは頭の後ろで腕を組みながら呟いた。 「そんなに気張ってるとかえって疲れますよ?」 「……う…」 「図星?」 「そんなことより、さっきのは何ですか?スパロウ、さん。」 「ああ、あれっすか?クロウさんがちょっと絡まれたみたいでしてねー…あ、クロウ、っていうのはさっきノゾムさんが見てた男の人っすよ。」 「絡まれたって…あれ、絡まれたってレベルの話じゃないでしょうに。」 「そうっすねぇ、アタシが来なきゃ今ごろ鳥肉の完成だったかもしれませんっすね。」 「鳥肉って…」 「ま、安心してください。どっちも恐らく生きてるでしょうから。」 それは暗に、女は心配無用だと望に伝えているようなものであった。 「…そうですか…」 「ただ、あの調子じゃあまた喧嘩吹っかけてきそうっすけどね。」 「そうなったらどうするんですか?」 「さぁ?当事者にならないと何とも言えませんっすね。ま、貴方もお気をつけて。」 「…?何故僕が…」 「関係ないとは言い切れないっしょ?」 「…一応、元なんですけどね…これでも。」 「あら、そりゃ初耳。なら、ここに住んでいることも尚更合点がいく。」 「報告はしないんですか?」 「元々噂程度にしか認知されてませんでしたし、報告の必要はないかと。ああ、勧誘ぐらいはするかもしれませんっすけどね?」 「それなら、丁重に断らせて頂きます。…組織は、もう懲り懲りなので。」 「それは残念。」 そこで話の糸が、ぷつり、と途絶えてしまった。 まるで本島に世間話だ、と望は思った。話されている内容は選択肢次第では死を免れない、そんな物騒な言葉遊びかもしれないというのに、 そんなやり取りにでさえ不思議な居心地の良さを感じてしまう。 久しぶりに人と話したからか、それとも。 ~♪ 「ん?ちょっと失礼。」 不意に、スパロウの持つ携帯電話から音が鳴った。 彼女がすぐに電話に答えると、誰かと何か会話をし始めた。 スパロウの口から出る言葉から察するに、相手はクロウであろう。 「んじゃ、また跡で。」 そう言って電話を切ると、望の方へ振り返った。 「すいません、ちょっと呼ばれちゃったんでもう行きますわ。」 「え?…あぁ、いえ、こちらこそ引き止めてしまってすいません…」 つい謝罪の言葉が口から出てしまった望に対し、スパロウは、ぷ、と吹き出し、 去り際にこう呟いたのであった。 「貴方、とてもあの刑務所の看守とは思えないっすね。」 千羽鶴と運び屋 (後に残された千羽鶴はといえば) (一人苦笑しながら頭を掻いていたとか)
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/3247.html
作詞:カーニバルブラジル 作曲:カーニバルブラジル 編曲:カーニバルブラジル 歌:巡音ルカ 千紙鶴 將滿含祈禱的這紙鶴 將滿含祈禱的這紙鶴 將滿含祈禱的這紙鶴 「將它完美折出吧!」 但是呢 弄錯了贈送時間的話… 弄錯了贈送地點的話… 或許就 相當於 垃圾而已 沉重的塵埃 將滿含祈禱的這首歌 將滿含祈禱的這首歌 將滿含祈禱的這首歌 「帶著笑容來唱吧!」 但是呢 弄錯了歌唱時間的話… 弄錯了歌唱地點的話… 或許就 只成為 festival(靜岡) carnival(巴西) 就算是什麼都沒準備好的我 現在能立刻做到的 那就是獻血、節電、募捐與祈禱 {為了讓那些從心底綻放笑容的日子 能夠再次來臨。}
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/2423.html
屋上では、一方的な戦闘が繰り広げられていた。 「ぐっ……!!」 サディコ、ラティオー、そしてクルデーレが召喚した魔物たち。 それらの絶え間ない攻撃を、千羽鶴…千羽望はかわし、あるいは防御し続けていた。 「ちっ、しぶてぇ奴だぜ。とっととくたばってくれりゃあいいのによ」 苛立たしげにサディコが毒づくのも無理はない。 既に相当量のダメージが与えられているのにも関わらず、望は倒れないからだ。 殴っても、切り裂いても、傷が瞬時に再生してしまう。 …流石に、右腕を折った時は腕を押さえて呻いていたが。 「…どうやら、自己治癒力を強化する能力者のようですね」 「どうすんだよ。このままじゃ埒があかねー」 「そうでもありませんよ。見てください」 ラティオーが冷静に望を指差す。 細かな浅い傷は既に治っているが、深い傷は治りが遅くなっている。 狼型の魔物に切り裂かれたらしい脇腹は、血も止まっていないのか左手で傷口を強く押さえている。 「…あれがどうしたっていうんだよ」 「お馬鹿。傷の治りが遅くなっているでしょう。つまり長期戦には向いていないということです」 「ばかって言うんじゃねーよ!!…けど、なるほどな。治るよりも早くぶん殴り続けりゃいいってことか!」 「…………。まあ、そうでいいです。それに…」 「っ……?」 急に望の表情が変わった。 右手で口元を押さえ、咳き込んでいる。 実はラティオーは先程カイリの能力を奪い、それを使用しているのだが、望にはそれを知る術はない。 ただ、急な息苦しさに戸惑うだけだった。 「これで、先程までのように防御はできないでしょう」 「へっ、じゃあ遠慮なく!」 動きの鈍った望に向かって、サディコが拳を繰り出す。 その拳は、望の頭を正確に捉えて砕く… 「させねーよ」 …ことはできなかった。 「ぎゃっ!!?」 飛んできた風魔が、横から杖でぶん殴ってサディコを弾き飛ばしたからだ。 ついでに降り立つ際に勢いよく翼を羽ばたかせて風を起こすと、息苦しさの原因は吹き飛び、望は軽く咳き込んでから立ち直った。 「!カザマさん!!あの子は…」 「大丈夫。ちゃんと助けた」 「そうですか…よかった…」 安堵の息を吐く望に、風魔は軽く肩を竦める。 明らかに自分のほうがボロボロであるにも関わらず、見ず知らずの少年の心配をするとは。 「…ほんと、甘ちゃんだな」 「はは…すみません…」 「てめぇっ!!よくもやってくれたな!!!」 サディコの拳が飛んできたが、それはすんでの所で風魔の杖に阻まれた。 「…こっちは引き受けるから、あんたは親玉を」 「……ありがとうございます」 物理攻撃を仕掛けてくるなら杖で打ちすえ、空気に細工をすれば翼を強く羽ばたかせて追い払う。 彼ならば、自分よりもうまく立ち回ってくれるだろう。 望は風魔に軽く会釈すると、クルデーレに向かった。 「なぁに?まだやるつもり?」 「……ええ」 頷く望には、既に傷は見当たらない。 「本気?今のあなたに、私が負けるとでも?」 「………やってみなければ、分かりませんよ」 「分かるわ」 望が数歩近寄った瞬間、クルデーレの手が望の首を掴み、そのまま絞め上げた。 ぐっ、と苦しそうに息を詰まらせるが、それでも首を絞める手の力は緩まない。 「余計な手間をかけさせてくれたわね…それ相応の罰を受けてもらうわよ」 「…………ふ、」 首を絞められ表情を歪める望が、突然苦しげに笑った。 「……何がおかしいの?それとも、狂ってしまったのかしら」 「…いいえ。ただ……僕は、治るだけじゃないんですよ…」 そう言って伸ばされた望の右手が、クルデーレの頬に触れた。 「つ か ま え た」 刹那。 「あぐ――――――――っ!!?」 クルデーレの全身が、激しく切り裂かれた。 咄嗟に手を放して望から距離をとるが、もう遅い。 頬が、肩が、腕が、胸が、脇腹が、脚が、容赦なく切り刻まれて、血を流していく。 骨が悲鳴をあげ、音を立てて破壊される。 「ぐ……」 ついにクルデーレは、膝をついて床に倒れ伏した。 そして、すぐにダメージが目に見えるものだけではないことに気づいた。 体全体が石のように重く、ぴくりと動かすことしかできないのだ。 「……何、を……?」 「…大したことは。僕の負った傷と疲れを、貴女にお渡ししただけです」 その言葉に、クルデーレは疲労で鈍くなる頭をフル回転させて考えた。 おそらく、望には回復能力の他に、傷とかそういうものを他人に移す能力があるのだろう。 それを、あたかも能力で回復したように見せかけて少しずつ蓄積していき、今ここで爆発させたのだ。 しかし、その望も呼吸が荒い。 どうやら、いかな超回復でも失った体力までは回復できないようだった。 「ふ、ふふ……ふふふ…」 「…………」 不気味に笑うクルデーレに、望が何か言おうと口を開いた瞬間、 「――――――てんめえええええええええええええええええっ!!!!!!」 「っ!!」 激昂したサディコが、風魔を押しのけて拳を振り上げ飛び掛かってきた。 望は軽く唇を噛み、なけなしの体力を振り絞ってその拳を避ける。 だが、彼らが戦闘していたのは廃ビルの屋上。 古びて耐久力の落ちたコンクリートが、魔物であるサディコの攻撃、その衝撃に耐えられるはずもない。 サディコの拳が触れた瞬間、限界を迎えた床はその役目を失い一気に崩れ、宙へ飛んだ風魔以外の全てを飲み込んで落ちていった。 冷血と千羽鶴たち 「…無茶しすぎだろ」 (ビルの上空、) (そうぼやく鴉天狗が一人、取り残されていた)
https://w.atwiki.jp/yashima_order/pages/54.html
多田あさみ 2000円(大人の千羽鶴、提言者) 台湾 2500万+2億8000万+特番チャリティー=約102億円、400トンの救援物資(毛布、発電機、食品、寝袋) http //believe.cts.com.tw/index.html タイ 1300万、発電所貸し出し(ガスタービン式火力発電所2基、12万kW) http //www.youtube.com/watch?v=x-ii_Ijbg1s ファーストリテイリング 柳井正会長 10億 ファーストリテイリング 3億+1億+ヒートテック、ジーンズ、タオル7億円相当 コカ・コーラシステム 6億 ゴールドマン・サックス 5億+2000万 ジャパネットたかた 5億円+エネループ1万セット+本日の売上全額 三菱電機 5億 三菱重工 5億 東芝 5億相当 三菱商事 4億 三井物産 4億 伊藤忠 4億 住友商事 4億 丸紅 4億相当 パナソニック 3億+ラジオ1万台+懐中電灯1万個+乾電池50万個 ホンダ 3億+カセットガス発電機1000台+カセットガスボンベ5000本 ソニー 3億+ラジオ3万台 サントリーHD 3億+ミネラルウオーター100万本 キリンHD 3億+清涼飲料20万本 任天堂 3億 トヨタ自動車 3億 キヤノン 3億 日本郵政 3億 生命保険協会 3億 JT 3億 武田薬品 3億 日立 3億 リコーグループ 3億 楽天 3億 KOMATSU 3億相当 ブリヂストン 2億+自転車及び寝具1億円相当 セガサミー 2億 オートバックス 1億+携帯電話充電器3万9000個 ドワンゴ 1億4700万 花王 1億+生活用品 1億 三菱東京UFJ銀行 1億 三井住友銀行 1億 みずほフィナンシャルシティグループ 1億 バンク・オブ・アメリカ 1億 野村HD 1億 大和証券 1億 日興コーディアル証券 1億 麻生グループ 1億 かんぽ生命 1億 オムロン 1億 バンダイナムコ 1億 シャープ 1億 王子製紙 1億 資生堂 1億 小林製薬 1億 NEC 1億 ニコン 1億 富士通 1億 田辺三菱製薬 1億 京セラグループ 1億 JRA 1億 アステラス製薬 1億 積水化学 1億 電通 1億 DeNA 1億 三菱ケミカルHD 1億 田辺三菱製薬 1億 YKKグループ 1億 ネクソン 1億 大都会岡山市 1億 サムスン 1億 カプコン 1億 大阪証券取引所 9000万 東京証券取引所 5000万 商船三井 HP 5000万 三井化学 5000万 日本郵船 5000万 So-net 5000万 GLAY 2000万 チェ・ジウ 1500万 リュ・シウォン 1500万 ソン・スンホン 1500万 ペ・ヨンジュン 1450万 中国赤十字会 1200万 J.P.モルガン 追加1000万 チャン・グンソク 1000万 大阪市70歳代女性 1000万 イオン株式会社 1000万 オリックス・朴賛浩 1000万 ひろゆき 1000万 DMM松栄社長 1000万 あかべぇそふと 1000万 ヤンキース 820万 キム・ヒョンジュン 720万 DREAMS COME TRUE 500万 孤男板ID rxhdN4aH0 500万 アフガニスタン(カンダハル市長) 400万 4gamer 252万6950円 中日・谷繁 200万 堀江貴文 100万 和歌山市ルパン三世 100万 吉田秀彦 50万 蛯原友里 33万 ネパールカレー屋・ビカス 10万円 日本ユニセフ協会 折り鶴1羽→運送中に破損 どうやら日本ユニセフ協会がまた懲りずに寄付金を募るらしいです。 自宅の豪邸を避難所にせず、節電にも協力しない人間に何が出来るというのか。 絶対に日本ユニセフ協会には募金しないで下さい。アグネスの生活費になるだけです。 募金や寄付をするのなら日本赤十字社へどうぞ 正しい千羽鶴の送り方 http //ameblo.jp/tada-asami/entry-10830603917.html 今、本当に必要な鶴を被災地へ ファミリーマートのファミポートから飛び立たせてきました ATMの近くにあるこの機械の 募金ってボタンを押して、募金団体と金額をポチッと 災害支援なので、日本赤十字団体にしました あとは、レシートをレジに持って行けばオッケー 鶴、一羽じゃ寂しいのでツガイで被災地まで飛んでいけ 一人じゃこの千羽鶴はできませんが みんなで力を合わせればきっと千羽以上になるはず! もちろん、鶴より小さい小鳥でもいいし、 余裕のある方は諭吉さんのお供の朱雀だか鳳凰を飛ばすのもいいと思います
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/1704.html
「……ごほっ」 この独房に入れられて、今日で何日目だろうか。まだ日が浅いようにも、ずいぶん長く入っていたようにも思える。 ここでは時間の感覚が麻痺してしまう。 …いや、囚人が時間を気にする必要はない、ということなのだろう。 まだ体の中が治りきっていないのか、激痛が治まらない。 …あの時に、何か異物を入れられたままだったのだろうか。 まさかとは思ったけど、あの人なら、きっとやりかねない。…何を入れられたのかは、あまり考えたくない。 「……ご、ほっ…」 ここに入れられてから、何度目かも分からない血を吐く。 四肢を拘束され身動きの取れないこの状況では、拭うこともままならず、ぼたぼたと床に落ちて血の染みを作った。 「………」 口の中に、血の味が広がる。 ふと、ここに入れられたときのことを、少しだけ思い出した。 …確かに、僕のしたことは看守としてあるまじき行為だったかもしれない。 でも、傷みに苦しんでいる様子を見て、放ってはおけなかった。 彼らだって人間だ。痛いものは痛いし、痛いのは嫌だろうに… 「………………はぁ」 …どうやら、僕は自分で思っている以上に疲弊しているようだ。 痛みを紛らわせるために何かを考えることが、億劫になってしまった。 まぶたが重い。このまま眠ってしまいたい。 けれど、微かに聞こえる足音が、このまま眠らせてはもらえないだろうということを示していた。 …誰だろう。シギさんか、それともヨスガさんか… どちらにしろ、落ち着くことは、到底できなさそうだ。 (今回はもう、これ以上何かを深く考えることは、無理かもしれないな…) 激痛で霞がかかったような意識の中で、だんだんと近づいてくる足音を聞いていた。 翼を折られた千羽鶴
https://w.atwiki.jp/faceless/pages/35.html
基本情報 https //charasheet.vampire-blood.net/3194264 榊原 千鶴子(さかきばら ちづこ) ハンドルネーム:千羽鶴 ?歳 女 心理学者(超心理学者) ノーフェイスオフ会 とある大学の准教授。 年齢不詳、家族構成不明。彼女の本当の年齢を知った者は発狂し行方不明になる……などという噂が学生の間で流れており、本人も否定しない。 が、ただの独身女性である。 主に心理学の分野を研究し教鞭をとっているが、本当の興味は超心理学的な事柄にある。 ネトゲ仲間からノーフェイスオフ会というものに誘われて参加するくらいには、ネットからの繋がりを気に入っている。 茅野 隆広(ちの たかひろ)とは同じギルド。 参加シナリオと共演PC 沼男は誰だ[よい]新井(茅野 隆広)[明]new クラウン(和田 秦二)[ひな]new エス(蕗谷 晋)[りょん]new
https://w.atwiki.jp/switchsoft/pages/2444.html
G-MODEアーカイブス11 千羽鶴 ADV テキスト ホラー 500円(税込)107MB想像力を刺激するホラーアドベンチャーノベル。 アナタは、千羽鶴に何を祈る? 千羽鶴とは一般的に、「祈願」の為に折られるものと知られている。 しかし、一種の執念や絶望的な願掛けという側面をもっているという…。 主人公「佐々木祐一」は、平凡な26歳のサラリーマン。 ある朝、祐一は九十九総合病院という、 聞いたことのない病院から電話を受ける。 前の晩、恋人のまゆりが搬送されてきたらしい。彼は急いで九十九総合病院に向かうが…。 先の展開が読めないシナリオ、物語の行く末を左右する「カード」による分岐システム。 祐一とまゆりを取り巻く様々なストーリーをコンプリートしよう。 ■ G-MODEアーカイブスとは 「G-MODEアーカイブス」とは、かつてのフィーチャーフォンアプリゲームを当時のまま忠実に再現しお届けする復刻プロジェクトです。 当時のアプリをそのままお楽しみいただけるよう、WEB接続メニューや各種ボタン、キー内容などを移植再現しておりますが、一部機能しないものがあります。 Nintendo Switch版の詳しい操作方法については、+-ボタンを押してPAUSEメニュー内「あそびかた」をご覧ください。 メーカー ジー・モード 配信日 2020年8月6日 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数× 1 対応言語 日本語 レーティング CERO C セクシャル, 暴力 テキストを読み進めて選択肢で主人公の行動を決定することでストーリーが変化するという典型的なノベルゲーム。ジャンルはホラー。 簡単に言うと一周が短くサクサク読めて展開が多彩な良作という感想。価格も安い。 この企画で個人的に待望していたADVジャンルなので買ってみたが、十分満足できるゲームと感じまし。 選択肢の回数制限であるカードシステムが特徴。 はじめから読む度に、規定の合計枚数の範囲でカードA・B・Cの所持枚数を任意で決める。 ゲーム中の選択肢は常にA・B・Cの三択で、選択するにはこのカードを消費するというシステムになっている。 持てるカードの合計枚数は到達したENDの個数によって増えていき最終的には実質無制限となる。(ABCに均等に割り振っても各カードの所持数が選択肢の回数を超える) -- 名無しさん (2020-09-05 18 30 27) ボリュームは一周が20~30分くらいで短いが展開の幅が広く、ホラーというジャンルから(ほぼ)外れずに多彩なルート分岐が用意されている。色んな方向からタイトルを回収にくるのも面白い。 いわゆる選択肢ミスの即死ENDは無く、選択肢をどう選んでもどれかのルートの何らかの結末に到達する。 最初からENDリストが明かされているので書いてしまうと全21ENDもある。 PS・SS時代にいくつもあった、サウンドノベル追従の小粒ADVゲームといった印象。人物はシルエットでなく顔有り。 文章におかしなところはなくわかりやすい。 -- 名無しさん (2020-09-05 18 30 41) 全体にシリアスな雰囲気だがシナリオが短いのでどのルートも駆け足。 また展開は多彩だが奇抜なアイデアや深みのある内容というわけではなく、ありがちやお約束といった感じ。 ルートで設定がガラリと変わるタイプなのでそれが合わない人もいるかも(eshopスレで送り犬が合わなかったという意見をたくさん見たので) ファーチャーフォンアプリゲームの再現というコンセプト上仕方ないが、セーブ枠が一つだけ、文章スキップ無しというのがやや不便。 といっても読まずにボタン連打なら始めてからENDまで10分ちょいという短さなのでそれほど気にならなかった。 -- 名無しさん (2020-09-05 18 30 55) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/p_cranes/pages/13.html
『アウシュヴィッツ=ビルケナウ訪問記』 白鷹雷鳥(2006年1月26日) アウシュヴィッツ=ビルケナウ(ポーランド語ではオシフィエンチム=ブジェジンカ)。 人類史上最悪の蛮行が行われた所として知られるこの収容所は1940年に開設され、1945年に解放されるまで百万人を超える人々がここで殺されました。 その跡は、現在ポーランド国立アウシュヴィッツ=ビルケナウ博物館として公開されています。 その場所へ、2005年12月31日に行って来ました。 ポーランド南部にある美しい街並で知られる古都クラクフ。 ここから西に約50KMのところに、この収容所跡があります。 クラクフからのバスを降り、しばらく歩いてこの博物館のアウシュヴィッツ側の入り口へ。 (ビルケナウはここから約3KM離れています) 今回の訪問のために持参した案内書 アウシュヴィッツ博物館案内 を手に、最初の建物に入ります。 ここは 当時収容者の受入が行われていた所です。 現在ここは、この博物館の案内所となっており、この収容所跡の全体図や簡単な説明が展示されています。 また案内人をつけたい場合はここにある受付で依頼できます。 この日は時折雪の降る寒い一日でした。(-15℃以下だ、と後で聞きました。) そんな中ですがこの日も多くの人々が訪れていました。 一通り見て、いよいよアウシュビッツ収容所跡の構内に入ります。 すぐに、あの有名な ARBEIT MACHT FREI の文字が掲げられた門をくぐります。 日本語にすると、 労働は自由を作る です。 ここで作られたのはどんな 自由 だったのでしょうか.......。 当時ここは、高圧電流の流れる有刺鉄線に囲まれていました。 絶望のあまりこの有刺鉄線に自ら触れて感電死した人々も少なくはありませんでした。 現在構内には、当時の収容棟や厨房などが、今でも残されています。 既に解放から60年が経過し、建物等は補修、改装されていますが、解放当時の様相をなるべく壊さないように保存されています。 一部の収容棟は、この収容所で行われたことを公開する展示棟として使われています。 まず、最初の展示棟に入ります。 ヨーロッパの地図があり、そこにはここに連行された人々の出身地が示されています。 北はノルウェーから南がギリシアまで、広い範囲です。 その向かいには写真パネルがあり連行される多くの人が映っています。 この人々はその後、どうなったのでしょうか.....。 写真パネルのすぐ下には ガラス容器に入れられた骨粉があります。 ここにはユダヤ人やロマ=シンティ、ナチ(当時のドイツ政府を支配していた政党)に反対した人々や、ナチが 好ましからざる者 と見なした人々 (教会の神父や大学教授、作家や弁護士等、社会的に影響の大きい人々や、同性愛者、特定の宗教の信者等)、戦争捕虜や刑事犯罪者等、多くの人々が連行されてきました。 貨車にすし詰めにして運ばれてきた人々は、到着して貨車から降ろされると、SS(Schutzstaffel、日本語にすると 親衛隊 。 ナチの恐怖政治の中枢にあった機関です。収容所の管理もしていました)の医師によって 選別 されました。 ここで、労働力や人体実験の材料として使えそうな人と、そうでない人とに分けられました。この時 使えそうな人 とされた人々は、所持品を奪われた上でここに収容されました。 その時の囚人名簿や 選別 の写真、またナチのユダヤ人抹殺計画に関する書類等が展示されています。 ところで そうでない人 とされた人々は、どうなったのでしょうか。 この上の階には、ビルケナウにあった4つのクレマトリウムのうち2つの模型が展示されています。 クレマトリウム とは、ここで行われた一連の作業を行う施設のことです。 その 作業 とは、まず「消毒する」と称して脱衣場で衣服をすべて脱がせ、次の部屋に人々を出来るだけ詰め込み、 ツィクロンB という青酸性のガスを投げ込んで窒息死させ、全員の死亡を確認後その死体から金歯等を剥ぎ取り、そして焼却する、というものでした。 死亡後の作業は主に収容されたユダヤ人にさせ、SSはその作業員を機密保持のため数週間で殺して入れ替えていました。 殺した人々が多い時には焼却炉での処理では間に合わなくなり、敷地内の近くの場所で野焼きされることもありました。 その時の写真やツィクロンBの入っていた大量の空き缶も展示されています。 また連行されてきた人々から奪った物を保管していた倉庫群( カナダ と呼ばれていました)や それらをドイツ本国へ送った報告書もあります。 そしてその次には、犠牲者から切り取られた大量の髪の毛が展示されています。 解放時見つかった髪の毛は約7000kgありましたが、そのうちの185kgです。そして髪の毛で作られた布地もあります。 実際に犠牲者の髪の毛は布地や枕の詰め物等にされて使われていました。 まさか自分の使っているものがこのようにして作られた、とはつゆ知らず.....。 さらに、連行された人々から奪った鞄や靴、歯ブラシや義手,義足、眼鏡や衣服等が、次の展示棟まで続きます。 いづれもものすごい量です。鞄には名前の書いてあるものが多くあります。 連行された人々は、それぞれに名前があり、それぞれの生活があったという、当たり前のことを思い起こさせます。 隣の展示棟には、収容所での生活が展示されています。 収容されてからの登録、乏しい食事、毎日の厳しい強制労働の様子、そして解放された時のガリガリに痩せた人々の写真が、ここの過酷な生活を想像させます。 ここでは収容者は労働力であり、事実上死ぬまで働かされる消耗品扱いでした。 またここには、収容された子供達の写真もあります。この子供達は、労働力として使えると判断されたか、または人体実験のために一時収容されていたがほとんどです。 その子供達の出身地と生年月日、そして収容後のことが簡潔に書かれています。ほとんどの子供達は生きてここを出ることが出来ませんでした。 ここと次の展示棟には、ここに収容された人々の顔写真が展示されています。多くは初期に収容されたポーランド人政治犯のものです。 氏名と生年月日と収容された日、そして命日が下に書かれています。この過酷な生活のためか大部分の人は収容後一年未満で亡くなっているようです。 所々に花が差してありますが、これは現在も時々ここを訪れている遺族が持って来ているそうです。顔写真、顔写真、顔写真......。いたたまれなくなってきます。 その隣の展示棟には、収容棟の当時の様子が復元されています。狭い部屋、粗末な寝具(寝具と呼べるのかどうか)です。暮らすにはあまりに過酷な環境です。 一方SS隊員に選ばれたカポ(囚人頭)には、より良い条件(部屋も食事も)が与えられました。そのカポの部屋も復元されています。 カポに選ばれた人の中には、このより良い条件を失わまいとして、SS隊員の命令に従って、または命令されたこと以上の残虐行為を収容者にした人も少なくなかったのです。 一方何とかして仲間の収容者を助けようと自分の食料を与える等いろいろ手を尽くしたカポも少なくはありませんでした。 少し離れた次の展示棟は、Gestapo(Geheime Staatpolizei、ナチの国家秘密警察のこと)が使っていた棟です。当時の臨時裁判所や士官の部屋があります。 ここでは主にGestapoが逮捕したポーランド人の政治犯を拘束し、判決を言い渡した所です。多くの人々が死刑判決を受け、処刑されました。 そしてここには地下に牢があります。収容者に対する懲罰が行われた所です。 暗闇の中で酸欠にして収容者を苦しめた房や90cm四方(一人であっても座ることは難しい)の中に4人を立たせたままにした直立房が残っています。 そして、ここには長崎でカトリックの布教活動をしていたマキシミリアノ コルベ神父が殺された餓死牢も残っています。私が今回最も見たかった場所です。 餓死牢に入れられると、その後は食料も水も与えられず、ただ死を待つのみでした。 コルベ神父は、ほかの収容者の代わりに自分がこの牢に入ることを申し出、この牢で約2週間生き続け、最期は薬物を注射され、1941年8月14日に殺されました。 カトリック教会はコルベ神父の偉業をたたえ、1982年10月10日に聖人にあげました。尚コルベ神父が創設した修道院は現在も長崎で活動しています。(聖母の騎士修道院) この棟の上の階には、ここで行われた抵抗運動のことが展示されています。 ナチはここで行われている残虐行為を隠そうとしていたのですが、収容者の人々は何とかしてこのことを世界に知らせようとしました。 毎日の強制労働で連れて行かれる工場で、SSの監視人の目を盗んで民間人と接触してメモや物資の受け渡しをしたり、 いつかこの場所が解放される日が来ることを信じてこの蛮行の証拠やメモを地面を掘って埋めたりしていました。 また強制労働の際にSSの監視人の目を盗んで作業を滞らせて、戦争の継続を少しでも妨害しようともしていました。 そのようなことがSSにばれると、ここの地下をはじめとした所で厳しい罰を受けるか、もしくは死刑にされるのですが、それでも抵抗運動は続けられました。 このような過酷な環境の中でも人間性を失わなかった沢山の人々に敬意を表しつつ、 処刑の庭 に向かいます。 この 処刑の庭 では、ナチに抵抗した人々や目をつけられた人々が銃殺されていました。 銃殺の壁 が復元されています。犠牲者を悼み、また英雄をたたえる花が絶えません。 私が訪れたときにも花が飾られていました。そのなかに混じって....何と、凍り付いた千羽鶴がありました。 おそらく日本からの旅行者のものでしょう。重苦しいこの収容所跡の中で嬉しく思いました。 続いて、ユダヤ人の受けた迫害の展示棟へ向かいます。ヨーロッパやその周辺で受けてきたユダヤ人の苦難の歴史が紹介されています。 これまでもいろいろな迫害を受けてきたユダヤ人でしたが、ナチによる犯罪はその中でもとてつもないものでした。 ある民族(ナチは 人種 としていましたが)を地上から実際に抹殺しようとし、またその民族に属する、というだけの理由で人を殺していった 。 この点は、ナチ犯罪が人類史上最悪の蛮行とされる重要な理由です。 強制的に家から追い出されて収容所に運ばれた人々、その場で殺された人々......人々の無念が展示館全体から聞こえてくるようです。 この後には、ナチによる支配を受けた国々や、やはり抹殺の対象とされたロマ=シンティの展示棟が続きます。 時間がなくて全部を見て回ることは出来ませんでしたが、各国それぞれに意匠を凝らして犠牲者を悼んでいます。 そしてアウシュヴィッツのクレマトリウムです。ここで奪われ、殺され、焼かれていきました。 来る日も来る日も.....。ここも花の絶えることはありません。 ところで、この蛮行を指示、実行していた人々はどうなったのでしょうか? 抵抗組織に殺された人、権力争いによってナチに殺された人、自殺した人、死刑となった人、刑に服した人、逃亡に成功した人...それぞれ沢山います。 その中の一人である、ここの初代司令官ルドルフ・フランツ・フェルディナント・ヘス(ナチ副総統ルドルフ・ヴァルター・リヒャルト・ヘスとは別人です)の絞首台が このクレマトリウムの隣にあります。 このような悪行を犯した者の末路...これも未来への警告です。 ここでアウシュヴィッツを後にし、ビルケナウへ向かいます。約3kmを歩きます。寒い.....。 収容者はこのような厳寒の中でも強制労働を軽減されることはありませんでした。 約30分歩いてビルケナウに到着です。まず、再建された監視塔に登ります。 こちらはアウシュヴィッツの収容者が増え、手狭になってきたため、1941年に新しく作られました。 その後も増大が見込まれたため、かなり広い敷地をとっていました。 それにしても広い.....。 ここも当時は高圧電流の流れる有刺鉄線に囲まれていました。 すぐ下には線路があるはずなのですが、この日は雪に埋もれて見えませんでした。 この監視塔の下から敷地内に入ります。 1944年春にここの鉄道の引込線が完成し、それからはここで選別が行われました。 (それまではこの近くの別の場所で行われていました。)人々を満載した貨車が毎日毎日到着し、その度に行われていました。 この引込線の終点は、この入り口から霞んで見えるくらいの所にあります。 ここは、SSが撤退の際にその蛮行の跡を消し去ろうとしたため、大部分の建物が爆破されています。 それでも全部を爆破するのは不可能だったようで、一部のバラックが残っています。 その一部を、今でも見ることができます。こちらは展示があるのではなく、その時の様子がほぼそのまま保存されています。 アウシュヴィッツのものよりさらに脆そうなバラックです。 今にも収容者達のうめき声が聞こえてきそうです。 線路のある所に戻り、終点に向かって歩きます。 終点に着いてすぐ近くに、建物の爆破された後の残骸が2つあります。これが、第2,第3クレマトリウム跡です。 ここで、毎日毎日ひたすら人を殺し、焼いていたのです。 その近くには、国際慰霊碑があります。その周辺にも慰霊の言葉がいろいろな言語で書かれています。 この奥には、第4,第5クレマトリウム跡や、死体を野焼きした場所、遺灰を投げ捨てた池、略奪品の一時保管倉庫(カナダII)の跡、収容者受入所(ザウナ)跡等があるのですが、 もう閉館時刻(冬期は15 00)が迫ってきていたため、線路のある所を監視塔へと戻っていきました。 最後にもう一度監視塔に登りました。それにしても広い.....。 ナチの収容所はここだけではなく、ほかにもあちらこちらにありました。 大きく分けると、収容者を消耗品のように働かせる労働収容所(ブーヒェンヴァルト等)と、運んできた人々をひたすら殺す絶滅処理場(トレブリンカ等)がありました。 そしてこの2つを兼備していたのが、ここアウシュヴィッツ=ビルケナウと、あともう一つマイダネクです。 ここは、人間がこれほどまでに野蛮になることが出来る、ということを警告する場所です。 平和は、当たり前にあるものではなく、願わなければ簡単に崩れ去ってしまうものだと、改めて感じました。 こんな恐ろしいことを繰り返さないためには、どうすれば良いのでしょうか。 過去を学ばない者は、過去と同じ過ちを繰り返す とよく聞きます。 そして、過去を忘れる、ということは、犯罪者に過去と同じ犯罪を繰り返させる、ということにもなります。 過去を直視し、記憶し、その上で過去を克服することが重要だと、強く感じました。 直視するにはきついものでしたが、充実した訪問でした。 参考図書 中谷剛,『アウシュヴィッツ博物館案内』,凱風社(2005)
https://w.atwiki.jp/p_cranes/pages/18.html
https://w.atwiki.jp/p_cranes/pages/19.html